olon
この日経225先物は相場環境における
ある傾向をそのままロジック化している
主戦場はオーバーランチ及びオーバーナイトである。
ある傾向はここでは書けないが
なるほどと頷ける内容である。
この傾向をロジック化し
むやみやたらにエントリーしないフィルターを内包する。
実際の成績を検証してみたい。
【総合分析】

総利益は
MAMBOOやSAMBAのような爆発性はない。
olonの特徴は利益を「買い」と「売り」両者から均等に勝ち取っており
その他多くの自動売買とは異なる。
olon内 「買い」 VS 「売り」
売買回数 103回 155回
勝率 63.73% 70.32%
平均損益 42.28円 26.61円
総収益/総損失 3.24 2.83
この4項目は最重要項目
売買回数は
有効なロジックを使用し
期待値プラスのロジックで売買を重ねる事により
実際の収益を増大させる。
つまり、有効なロジック×売買回数=実利益
売買回数は残念ながらその他の多くの自動売買には及ばない
但し、これを補うのが「ロジックの有効性」である。
勝率
その他の自動売買が通常50%前後の損小利大で収益を得る
MAMBOOでさえも60%前後を推移する
olonにおいては
買い戦略MAMBOO同等の値
売り戦略においては前代未聞の70%突破
私が最も重要視する平均損益
これにおいては10円台~20円台の自動売買が数多く存在する
このolonに置いては
売り戦略は26円
買い戦略は恐ろしくも40円突破
総収益/総損失
所謂プロフィットファクター(PF)
こちらも多くの自動売買が1~2を示すのに対し
売り戦略においては2台後半
買い戦略に到っては3を突破する
この数字分る方には分る4要素
その他多くの自動売買の販売ページ又は
お手持ちの自動売買と比較すれば自ずと理解できるはず。
勝率
平均損益
プロフィットファクター
この3要素が
唯一劣ってしまう
売買回数を補う
逆の発想では
売買回数が少ない大きなメリットが存在することを
忘れてはならない。
売買回数を抑制することは
売買手数料やスリッページ等の売買コストを抑制する効果がある。
そしてこれらの4要素は
本来olonが力を発揮するイブニング開始前の期間を
含めている。
2007/1~2008/7/27の期間を除外すれば
更なるパーフォーマンス向上になることはもはや言うまでもない。
【期間分析】

イブニング開始は2007/9/18です。
イブニングを第二の主戦場とするolonは
当然の如くそれ以前の成績は芳しくない。
それ以降は
なかなかやってくれている
42ヶ月で月間負けはは4ヶ月
その負け幅は
-30円
-5円
-25円
-130円
と極めて小さい。
対する利益は全期間に対し
まんべんなく平均的利益に恵まれる。
2008年末に数多くの自動売買は(リーマン時)
多大な利益を計上している
これが総合評価に影響し
全体の成績が良く見える傾向にある。
olonはどうか
確かに該当期間利益がやや増大してはいるが
2008年前半も
或いは直近も
十分な利益を得ている
この事は後に記載させて頂く損益チャートを見れば一目瞭然である。
また期間分析表中の
総収益/総損失 或いは 平均収益/平均損失の「不能」が意味するところは
該当月一度の負けトレードが発生しないため
分母が「0」になる
数学的には∞を意味する。
つまり算出不能となる。
【収益損失売買】

全期間における
連敗、連勝の記録
イブニング開始前の本領を発揮できない期間も含める。
視覚的にも
圧倒的に連勝が連敗を制覇する。
【収益チャート】

確かに2008/末~2009年始にかけては
収益曲線の傾きが大きい
ただその他の期間においても
傾きをやや落とすも利益を計上し続けている様が見て取れる。
2007/7/27以前はolonの主戦場イブニングが存在しないことに留意したい。
【直近売買履歴】

直近の売買内訳
利益計上である「赤字」が圧倒的なシェアーを放つ。
【実運用スリッページ】
olon2
2010年
10月:10円/4トレード 平均スリッページ:2.5円/1トレード
11月:45円/7トレード 平均スリッページ:6.43円/1トレード
合計:55円/11トレード 平均スリッページ:5.0円/1トレード
olon3
2010年
11月:-5円/1トレード 平均スリッページ:-5円/1トレード
12月:0円/2トレード 平均スリッページ:0円/1トレード
合計:-5円/3トレード 平均スリッページ:-1.67円/1トレード
olon2+olon3平均スリッページ 50円/14トレード=3.57円/1トレード
多くの日経225先物自動売買がスリッページ5円を前提にしている中
14トレードとサンプル数が少ないまでも
1トレード辺りの平均スリッページ
【3.57円】と非常に優秀な成績を残している。
売買回数が少ないことだけがネックとなり
単位期間中の収益が抑えられる傾向にある。
ただその他の
勝率
平均損益
プロフィットファクターが
前代未聞の数値を叩きだし
これを補完する
尚且つ
売買回数が少ないことは
売買手数料を押さえ込む
むしろ
大きなメリットと成り得る。
4要素共にこのolonにとっては
他を圧倒する武器となり
運用者に安心安定と収益を齎してくれるに違いない。
(12/8現在)